足裏の感覚は、歩行のバランスに重要なものの一つです。

脳卒中後遺症・パーキンソン病・多系統萎縮症など歩行に不安のある方で、歩行のバランスに重要なものの一つに「足裏の感覚」があります。
具体的には足裏で、「今どのあたりに体重が乗っているのか?」を感じることです。
足の裏の筋肉・腱には「固有感覚受容器」といってセンサーの役目をするものがあります。
このセンサーによって
✅足の裏のどのあたりに体重が乗っているのか?
✅身体が前後左右どちらに傾いているか?
の情報が手・足・脳など身体全体に瞬時に送られ、手や足・体幹が動いて身体のバランスを維持します。
このセンサーからの情報が上手く手・足・脳に伝わらないと、
立位や歩行時のバランスをとりづらくなり、
つまずき転倒などのリスクに繋がります。
手や足を動かすことに意識を向けることももちろん重要ですが、
足裏の感覚も重要なものの一つです。
足裏の感覚を良くするための一つに、足裏へのお灸があります。
お灸をすることによって血流が促されてセンサーを働きが良くなり、身体のバランスがとりやすくなることが期待できます。
当院では、脳卒中後遺症・パーキンソン病・多系統萎縮症などの歩行に不安がある方には、YNSAの施術と合わせて足裏のお灸も行っております。
施術後に
「ふらつきが減る」
「歩きやすい、足が軽くなる。」
など、実感される方がいらっしゃいます。
逆に冬に、冷たい床の上などで足裏を冷やしてしまうのはセンサーの働きを低下させてしまい、バランスの低下に繋がると考えます。
身体のバランスの為には、「足裏を冷やさない」ことを、おすすめします。