お腹(胃腸)の冷えは夏バテのもとです

とても暑いです。冷たい飲み物、食べ物を摂るのはある程度は身体を冷やすために必要だと思います。
しかし、冷たいものの摂りすぎは、胃腸を冷やしてしまいます。
胃腸が冷えて、食べ物を消化・吸収する働きが低下してしまうと、身体全体がエネルギー不足になり、いわゆる「夏バテ」の原因になります。
身体がだるい、下痢・便秘気味だ、食欲がないなどの夏バテの症状が出てきたら、
白湯(さゆ)を飲んだり、温かいものを食べるのと同時に、
足三里(あしさんり)のお灸をお勧めします。
足三里は昔から、胃腸の働きを良くする、足の疲れをとる、体力維持・回復などに良く効くツボとして使われています。
ツボの場所としては、ひざのお皿の骨の下のやや外側です。前脛骨筋という筋肉の淵にある、押すと痛みのある所です。
指圧も良いですが、やはりお灸がおすすめです。
ドラッグストアに、煙やにおいの少ないものが売っていることが多いです。
胃腸なのに、なぜ足にツボがあるのだろう?
という素朴な疑問はあるかと思います。
とても簡単に言うと、「神経の繋がりがあるから」です。
足のお灸の刺激が神経を伝わって脳に行き、脳から胃腸・内臓に働きを調整する命令が伝わったり、身体全体の免疫を整える指示を出すことが分かってきています。
また、足のお灸の刺激は足の神経や血管に伝わり、足の血流を促しています。
足三里のお灸は、夏バテ予防・体調維持のためのセルフケアとしてお勧めです。
まだ夏は続きます。
夏バテしないように、夏を乗り切りましょう。