痛みは慢性化すると回復まで時間がかかります。

頭痛・肩の痛み・腰痛・膝痛・関節の痛みなど様々な痛みがあります。
例えば、長時間のデスクワークでのパソコン作業での頭痛・肩の痛み・腰痛などがある場合は、いわゆる筋肉痛の可能性が高いです。
部分的な筋肉の痛みであれば、鍼灸でも対応可能ですし、マッサージやストレッチ・自重筋トレなどでも対応可能なケースもあります。回復までは短期間ですむと思います。
しかし、このような痛みが3か月以上の痛みが続くと、痛みの範囲が広がり、さらに自律神経の方へ悪影響がでてくる可能性があります。
具体的な自律神経の症状には
・不眠(寝つきが悪い、途中で何度も眼が覚める、途中で眼が覚めてそのあと眠れない)
・食欲が出ない
・痛みの事が頭からはなれない、痛みに対して脳が過敏になる、痛みを脳が覚えてしまう状態になる(中枢性感作)
・気持ちの落ち込み、
などが挙げられます。
このような自律神経の乱れがでてくると、痛みの軽減だけでなく自律神経を整える必要があるので、回復までが長期間かかるようになります。
痛みはガマンしないで、早めに対応して
・長引かせない
・重症化させない
ことが大切です。
慢性的な痛みの施術回数は、症状の程度・原因・体質などによって異なります。
最初は週に1~2回程度から始めて、痛みの程度が減ってきたら施術間隔を2週間に1回程度に開けます。症状が落ち着いてきたら、そこで施術を終了します。
痛みの再発防止やメンテナンスとして月に1回程度通院されるケースもあります。
セルフケアとして自宅でできるお灸をお勧めしています。