痛みの場所だけでなく、自律神経や心の状態も関係あります。

頭痛・肩の痛み・腰痛・膝痛などの痛みが続くと、自律神経や痛みを感じる脳の状態にも影響してきます。
このため長引く痛みに対しては「自律神経」と「痛みに対しての脳の働き」も整える事が重要です。
例えば長時間のデスクワークで首・肩の痛みが有ったとします。長時間の椅子に座って作業していると首肩~腰の痛みだけでなく、眼の疲れもでてきます。
この段階では首肩~腰回り・眼の周りの筋肉の疲れですが、これが何か月~何年と続くと、
・寝つきが悪くなったり、
・雨の降る前に頭痛がしたり、
・胃腸の調子が悪くなったりしてきます。
これは「自律神経の乱れ」が出てきて、症状が重い方に進んでしまった状態です。
さらにこの状態が続くと
・気持ちの落ち込み、
・やる気が出ない、
・痛みに対して敏感になる、
・全身あちこちに痛みを感じる
など、
痛みを感じる脳の働きに影響が出てくる事があります。
もちろん痛みにはさまざまな原因があります。
・筋肉の疲労によるもの
・坐骨神経など神経の圧迫や炎症
・更年期のホルモンバランスの乱れ、
・関節リウマチなどの免疫系の病気、
・内臓の病気が隠れている、
・痛風など血液像の乱れ
など様々です。
病院に行く必要がある場合もあります。
当院では、痛みの状況によっては病院の受診を勧めることもあります。
あと、仕事での長時間の座位はなかなか変えられないので、少しづつでも休憩を入れたり、合間にストレッチしたり、何らかのセルフケアも必要です。
痛みはなかなか手ごわいです。
慢性的な痛みの施術回数は、症状の程度・原因・体質などによって異なります。
一般的には、週に1~2回程度から始めて、痛みの程度が減ってきたら施術間隔を広げていきます。
症状が落ち着いた後でも再発防止・メンテナンスのために月に1~2回程度通院される方もいらっしゃいます。