まずは病院に行った方が良い痛み

鍼灸院にはいろいろな痛みを訴える方が来られます。
鍼灸院で施術する前に、まずは病院に行って診察してもらった方が良い痛みがあります。
病院に行った方が良い痛みは、そのままにしておくと重い症状になったり、薬などで治療をすぐに開始した方が良い痛みです。
このような重大な健康問題が起こる可能性がある症状や徴候を
「レッドフラッグ」と言います。
まず病院に行った方が良い痛みには、ある程度の目安があります。
痛みの種類には大まかに言うと
・動かしたときに痛い。→筋肉、筋膜、腱などに原因がある。
・動かさなくても痛い。→内臓・心臓などの臓器に原因がある。
又は感染症、関節リウマチなどの全身の病気の可能性。
に分けられます。
病院に行った方が良い痛みは、
動かさなくても、じっとしていても痛い場合です。
動かしたときに痛い場合でも
・腫れ、赤みが強い。
・触ると熱い。
・動かすと痛みが激しくなる。
このような場合は、腱の断裂や骨折などが疑われるので、
まずは整形外科の受診をお勧めします。
鍼灸院で施術する段階は、
・痛みの原因がはっきりしている。
・重い重篤な状態になる危険はない。
・関節リウマチなど診断があり、薬など西洋医学と並行して治療を行う。
このような段階です。
鍼灸などの東洋医学と西洋医学と良いところをあわせて使うのが良いと思います。