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病気が治るってどういう事?

患者さんから

「鍼で〇〇〇病は治りますか?」と聞かれることがあります。

そもそも「治る。」とはどういう事でしょうか?

イメージ的には、「病気になる以前の状態に戻ること」と考えていらっしゃる方が多いように感じられます。

病気の種類にもよると思いますが、

特にパーキンソン病などの難病指定されている疾患や、
脳卒中の後遺症のような脳神経の病気は発症する以前の状態に100%戻る事は厳しいと言われています。

私達が考える「治る」という事は、

「今の症状が軽減されて生活が少しずつ楽になる事」と考えています。

言い方を変えると

「生活の質を改善する」

という事です。

それは「治るとは言わない」と考える方もいらっしゃると思います。

そうかも知れません。

いつまでも健康なままでいられることは理想です。

人の身体も建物や自動車などと同様に年数がたてば劣化します。

修理等の手を入れなければ傷んでしまいます。

逆に言えば、手を入れれば長く使えます。

人の身体と心もケアしてあげる事が大切になります。

ケアして生活の中の辛さが軽減して、その人らしさを取り戻し

生きて行くことができれば

それも「治る」という一つの意味だと思います。

歩く事は百薬の長!!

テレビやSNSなどで元気な高齢者の方が出てくると

「ああなりたい。」「いつまでも元気でいたい!」と誰でも思います。

元気なご高齢の方で、共通して言える事の一つに、

良く身体を動かしていることだと思います。

最近の研究では運動をすると筋肉から「マイオカイン」というホルモン分泌されることが分かっています。

この「マイオカイン」は散歩などの軽く汗をかく程度の運動で分泌されることが分かっています。

激しい運動は逆効果のようです。

マイオカインは抗炎症作用があるので、病気の原因となる

いろいろな炎症を抑えることが分かってきています。

これらの炎症が血管で起これば動脈硬化がおこります。

この動脈硬化が心臓の血管で起これば心筋梗塞、

脳の血管で起これば脳卒中、

脳の神経細胞で起これば、パーキンソン病などの神経変性疾患

肺などの内臓で起こればガンなどを発症します。


これらのマイオカインの働きによって

まさに「健康寿命」を伸ばすことは期待できるでしょう。

また、運動することによって

「下降制抑制系」といって脳が痛みを抑える働きを高めること。

「痛み閾値の上昇」がおこり脳が痛みに過敏になることを防ぐ事。

脳神経細胞の栄養であるBDNF(脳由来神経栄養因子)というタンパク質が作られるので、

「記憶力の向上」など頭の働きが良くなる。

このように、散歩などの軽い運動はまさに

「百薬の長」ともいえます。

参考文献 慢性痛のサイエンス 著:半場道子 医学書院

「痩せるツボは・・・」

この仕事をしていると

「やせるツボはありますか?」とよく聞かれます。

「食欲を抑える耳つぼ」とか話には聞きますが、

私は

「残念ですがありません・・・。」と応えています。

そんな質問をされる方に

「痩せるために、糖質を抜いて(又は控えて)います。」

とおっしゃる方が多くいるようです。

健康や美容に良いと信じて糖質を控えている方もいらっしゃると思いますが、どの様な健康法にも

その人に合っているか?が大切です。

結論から言うと、

脂肪肝がある人、筋肉量が少ない方は糖質制限は不向きです。

糖質は人間が生存するために必要なエネルギーです。車で言えばガソリンです。

人間の身体は洞穴で生活していた数千年前とほとんど仕組みは変わっていません。

大昔は「いつ食べられるか分からない。」が普通なので、

身体の中にエネルギーを蓄えておいて飢餓状態になったらそのエネルギーを使うように出来ています。

このエネルギーはどこに蓄えられているかいうと、肝臓や筋肉に蓄えられています。

このことは今でも変わりません。

しかしこの飽食の時代で、肝臓や筋肉に蓄えられたエネルギーを使う前にどんどんエネルギーが身体に入って来るので、余った糖質は内臓脂肪や皮下脂肪として蓄えられてしまいます。

つまり内臓脂肪や皮下脂肪が多くついている人は筋肉や肝臓に蓄えられている糖を使う前に糖質を摂ってしまうので、

ますます内臓脂肪や皮下脂肪が増えるという悪循環にいる可能性があるのです。


脂肪肝があったり筋肉量が少ない人が糖質を控えると、

低血糖になった時に肝臓や筋肉から上手く糖質を引き出す事ができません。

このため低血糖になってフラフラしたり、イライラしたり、攻撃的になったりします。

健康診断で「脂肪肝はない」といっても、血液検査でALTの値がASTより高いと、

実は脂肪肝が隠れている可能性があります。


また、寝ている間は食べられないので知らない間に低血糖状態になっている可能性があります。

これを夜間低血糖といいます。

血糖値を上げるためにアドレナリンが出てどうにか維持しているのです。

アドレナリンは交感神経が優位になるので身体が緊張状態になります。

朝起きた時に身体が疲れている、寝汗がひどい、よく寝違える・腰や首肩が痛い、

と言った方は夜間低血糖かもしれません。

寝ている間に身体が緊張してるんですね。

これらを克服するには適度な運動が必要です。食べた物をエネルギーに変えて消費することが大切です。

少しづつでも歩くことから、出来る事から始める事が大切です。

風門(ふうもん)のお灸

急に寒くなってきました。

今年の夏は暑かったので急激な気温の変化は自律神経に負担がかかります。

普通に風邪をひきそうな天気です。

風邪の予防に良いツボは風門(ふうもん)といわれるツボです。

第二胸椎の棘突起(でっぱり)の外側で1寸五分(指幅1本半)ほどの場所です。

高さの目安は肩甲骨の上端位です。

東洋医学ではこの風門(ふうもん)から風邪が入ると考えられています。

自分でお灸をするには難しいところなので、

予防としては、首を冷やさないことです

風邪の予防だけでなく、

大椎というツボと合わせて

頭痛・肩こり・鼻の疾患・脳出血後遺症など応用範囲の広いツボです。

歯周病が脳卒中と関係している??

歯周病は口の中、脳卒中は頭で起こる病気ですので、

関係あるようには思えません。

しかし関係があることが近年の研究で分かってきているようです。

脳卒中だけでなく、心筋梗塞、糖尿病、呼吸器疾患、早産、低体重出産との関連もあるようです。

原因としては、歯周病菌からの毒素が血管の中に入ることによって様々な免疫反応をおこし、

その結果血管の壁の内側にアテロームと言われるコブが出来てしまい、

これが成長すると血管が細く硬くなってしまうのです。

血管が細く硬くなると血流が詰まったり、破れたりする原因になります。

この血管中のコブがどこに出来るかによって症状が変わるのです。

心臓に栄養を与える冠動脈にコブが出来ると「心筋梗塞」

脳の血管にコブが出来て詰まると「脳梗塞」

脳の血管のコブが成長して血管が破れると「脳出血」となってしまいます。

その他に

歯周病菌からの毒素はインスリンの働きもジャマしてしまうので、歯周病を放置していると

糖尿病になる確率も高くなるようです。

逆に歯周病の治療を進める事によって血糖値コントロールも改善しやすくなる、

という研究もあるようです。

糖尿病には三大合併症といわれる病気があります。

「糖尿病性網膜症」

「糖尿病性腎症」

「糖尿病性神経障害」

といわれるものです。

「糖尿病性網膜症」まで進むと視力を失う可能性が、

「糖尿病性腎症」になると透析が必要になり、

「糖尿病性神経障害」になると、手足の痛み、感覚障害などを起こします。

いずれにせよ大変厄介な病気です。

歯を大切にしましよう。