ハーバード大学でも招待講演されたYNSA(山元式新頭鍼療法)
YNSA®の特徴は、山元先生が発見された頭部のツボに鍼をすることです。
このツボは全身に対応しており、肩こり、腰・膝の痛み、原因不明の身体の不調、めまい、耳鳴り
からパーキンソン病、脳梗塞の後遺症に取り組んでいます。
この記事の当時は79歳。現在は89歳で今もお元気に診療を続けていらっしゃいます。
手足が冷える方にお灸のお勧め
当院ではYNSAⓇという鍼施術をメインに行っています。
同時にお灸も勧めています。
お灸というと「熱い・煙がでる・臭いがする」というイメージがありますが、当院で行っているお灸は「煙・臭い」がとても少ないお灸です。
お灸する場所は体質・症状などによってさまざまですが、よく使うツボは足三里というツボです。膝の下のやや外側に押すとジーンと沁みるような場所がソコです。
西洋医学が発達していない時代は、体調管理に「足三里」にお灸をしていました。
胃腸の機能回復・免疫力アップ・腰痛・膝痛等様ツ々な症状に効果が期待できます。
ここにお灸すると先ず「足が温かくなる。軽くなる」と感じる方が多いです。
また、手の「合谷」というツボと併せて行うと脳血流量の改善も期待できるので、イライラしたときや落ち込んでいる時などにもリラックス効果が期待できます。
関節リウマチによる手の痛み。
関節リウマチによるお悩みには
手首・肘の関節の痛み。絶えず痛いところが気になる。フライパンや鍋が持てない。ペットボトルのフタが開けられない。
等があります。
早期に専門医を受診して治療を開始して関節破壊を避ける事が重要です。
リウマチは自己免疫疾患の一つで、免疫が誤作動を起こして自己の細胞・組織を傷つけてしまっています。
自律神経と免疫は密接な関係があると言われています。自律神経は交感神経と副交感神経から成り立っています。
交感神経と副交感神経のバランスが崩れて免疫を司さどる白血球が誤作動を起こし、自己の細胞組織を破壊してしまうといわれています。
YNSAⓇの鍼治療では自律神経のバランスを整えて、痛みの軽減と関節可動域の確保を目的に施術しています。
頭皮に鍼をするので、刺す深さは2ミリ程度です。頭蓋骨に守られているので脳に刺さることないので安全で、ほとんど痛みはありません。
当院ではお灸等のセルフケアの提案もさせていただいています。当院で使用するお灸は、煙も臭いも大変少ないお灸を使用しています。
足がしびれる・腰が痛い・・・。
いわゆる坐骨神経痛はお尻から足の後ろ側・外側に広がる痛みで、坐骨神経と言われる神経が圧迫され炎症が起こっていることが原因です。
正座すると足が痺れるのは、血管と神経が圧迫されるからです。
これと同じような事が、腰の骨から足のどこかで起こっているのです。
例えば
・腰椎の椎間板のヘルニアが飛び出て神経を圧迫する。
・脊柱管と言われる部分が狭くなって神経を圧迫する。
・お尻の奥にある梨状筋と言われる筋肉が神経を圧迫する。
等、神経が圧迫される場所にはそれぞれ特徴があります。神経が圧迫される場所によって辛い姿勢・楽な姿勢が変わってきます。
症状が進むと痺れや痛みのため歩くことが辛くなります。座っていると足が痺れる等の症状もでてきます。
痛み・炎症が長く続き神経が変化してしまうと、慢性化してしまいます。そうなると痛み止めを飲んでも痛みが治まらなくなってしまう事もあります。
痛み(炎症)が長期間続くと心と身体のストレスは甚大です。
精神的にも落ち込み・仕事や家庭での将来に対する不安・恐怖・怒り等のネガティブな感情を抱きやすくなります。
このネガティブな感情は身体の治癒力を大きく妨げ、痛みに対して過敏に反応する脳の状態になってしまいます。
YNSA®の鍼施術では、「合谷」といわれるツボ・肘と首にあるポイントで頭皮の刺鍼ポイントを決めて施術します。
痛みや痺れは脳で感じています。脳が痛みで過敏になってしまう痛みを健康なときよりも何倍にも感じ取ってしまいます。
この過敏になった脳をリラックスさせてあげる事によって人が本来もっている免疫力を整えていきます。
第6回YNSA全国大会に参加してきました。
10月13.14日
宮崎にて第6回YNSA全国大会が開催されました。
全国から150名程の先生方と台湾からも参加された先生もいらっしゃいました。13日には、第1回学会認定治療師資格試験が行われ、レセプションパーティーは大変豪華で盛大に行われました。
14日は症例発表が行われました。整形外科的疾患からパーキンソン、脳卒中後遺症、難治性頭痛、台湾の先生の突発性難聴、などの症例が発表されYNSAの奥深さと可能性を感じずには入られませんでした。
日本笑い学会副会長の昇幹夫先生の笑いと涙ありの講演、
山元先生の実技も拝見する事が出来ました。
大変盛りだくさんで、有意義な二日間でした。
多くの先生方と出会い、ここで得たものを、今後の臨床に生かしたいと思います。