5月の予定です。よろしくお願いいたします。
心が痛むと身体も痛む。
脳の中では身体の痛みを感じる感覚野と言われる場所があります。
身体の痛みを感じるとこの感覚野が反応するのですが、恐怖・不安・孤独感を感じると同じように反応することが分かってきています。
まさに、「心が痛むと身体の痛みのように感じる」と言うことなのです。
身体の痛みを感じると厳密にいうと「二次体性感覚野」というところが活性化するのですが、
精神的な痛みでも同じ「二次体性感覚野」が活性化するという事です。
このことは精神状態が身体の痛みと強くかかわっているという事にもなります。
孤独感や不安・恐れ・恐怖が強いと身体の痛みもなかなか改善しないという事にもなります。
このように、心と身体は繋がっているんですね。
参考文献「ポリヴェーガル理論」を読む 津田真人 清和書店
身体の痛みを感じるとこの感覚野が反応するのですが、恐怖・不安・孤独感を感じると同じように反応することが分かってきています。
まさに、「心が痛むと身体の痛みのように感じる」と言うことなのです。
身体の痛みを感じると厳密にいうと「二次体性感覚野」というところが活性化するのですが、
精神的な痛みでも同じ「二次体性感覚野」が活性化するという事です。
このことは精神状態が身体の痛みと強くかかわっているという事にもなります。
孤独感や不安・恐れ・恐怖が強いと身体の痛みもなかなか改善しないという事にもなります。
このように、心と身体は繋がっているんですね。
参考文献「ポリヴェーガル理論」を読む 津田真人 清和書店
人はなぜ不安なニュースばかり見てしまうの?
新型コロナウィルスの影響で介護施設や学校でクラスターが発生しています。
オリンピックで明るいニュースもありますが、テレビなどの報道ばかり見ているとますます不安になってしまいそうです。
不安になると分かっているのに、人はどうして不安なニュースばかり見てしまうのでしょうか?
私達の身体の基本的な仕組みは、洞窟に住んでで狩猟生活をしていた時とほとんど変わりません。
洞窟の生活、狩猟生活を想像してみて下さい。
「明日の天気は?」
「天敵の狼、クマ、毒を持つ蛇はどこにいる?」
「今夜の嵐はいつになったらおさまる?」
恐怖や不安だらけです。しかもその恐怖や不安は、命の危機と結びついています。
なので、命に係わる情報はいち早くキャッチしてその情報を記憶しておかなければなりません。
危険な目にあうと自分の命や家族の命とにかかわるからです。
このような人の行動の仕組みは変わっていないので、
危険と結びついている不安な情報ほど聞きたがるのです。
こんな時は、ノルアドレナリンなどの交感神経を興奮させるホルモンが分泌されます。
ノルアドレナリンは「戦うか逃げるか!!」のホルモンと言われています。
「危険と戦うか?逃げるか?」の選択をせまります。
この状態が長期間続いているのが、まさにこの
「コロナ禍」です。
この長期に及ぶコロナ禍を乗り切る方法は、
ノルアドレナリンの働きを抑制する
「オキシトシン」です。
オキシトシンは「絆ホルモン」ともいわれており、
人と繋がりを感じると分泌されるホルモンでもあります。
人と会話したり、見つめあうだけでも分泌されます。
孤独にならないように、ちょっとした声掛けだけでも救われると思います。
オリンピックで明るいニュースもありますが、テレビなどの報道ばかり見ているとますます不安になってしまいそうです。
不安になると分かっているのに、人はどうして不安なニュースばかり見てしまうのでしょうか?
私達の身体の基本的な仕組みは、洞窟に住んでで狩猟生活をしていた時とほとんど変わりません。
洞窟の生活、狩猟生活を想像してみて下さい。
「明日の天気は?」
「天敵の狼、クマ、毒を持つ蛇はどこにいる?」
「今夜の嵐はいつになったらおさまる?」
恐怖や不安だらけです。しかもその恐怖や不安は、命の危機と結びついています。
なので、命に係わる情報はいち早くキャッチしてその情報を記憶しておかなければなりません。
危険な目にあうと自分の命や家族の命とにかかわるからです。
このような人の行動の仕組みは変わっていないので、
危険と結びついている不安な情報ほど聞きたがるのです。
こんな時は、ノルアドレナリンなどの交感神経を興奮させるホルモンが分泌されます。
ノルアドレナリンは「戦うか逃げるか!!」のホルモンと言われています。
「危険と戦うか?逃げるか?」の選択をせまります。
この状態が長期間続いているのが、まさにこの
「コロナ禍」です。
この長期に及ぶコロナ禍を乗り切る方法は、
ノルアドレナリンの働きを抑制する
「オキシトシン」です。
オキシトシンは「絆ホルモン」ともいわれており、
人と繋がりを感じると分泌されるホルモンでもあります。
人と会話したり、見つめあうだけでも分泌されます。
孤独にならないように、ちょっとした声掛けだけでも救われると思います。
病気が治るってどういう事?
患者さんから
「鍼で〇〇〇病は治りますか?」と聞かれることがあります。
そもそも「治る。」とはどういう事でしょうか?
イメージ的には、「病気になる以前の状態に戻ること」と考えていらっしゃる方が多いように感じられます。
病気の種類にもよると思いますが、
特にパーキンソン病などの難病指定されている疾患や脳卒中の後遺症のような脳神経の病気は発症する以前の状態に戻る事は厳しいと言われています。
私達が考える「治る」という事は、
「今の症状が軽減されて生活が少しでも楽になる事」と考えています。
言い方を変えると
「生活の質を改善する」
という事です。
それは「治るとは言わない」と考える方もいらっしゃると思います。
そうかも知れません。
しかし、そもそも人はいつか死にます。
いつまでも若くて健康なままでいられることは理想ですが、
建物や自動車などと同様に年数がたてば劣化して修理等の手を入れなければ傷んでしまい使えなくなってしまいます。
逆に言えば、手を入れれば長く使えます。
人の身体と心も、ケアしてあげる事が大切になります。
ケアして、生活の中の辛さが軽減して、その人がその人らしく生きて行くことができれば
良いのではないか?
それも「治る」という一つの意味だと思います。
「鍼で〇〇〇病は治りますか?」と聞かれることがあります。
そもそも「治る。」とはどういう事でしょうか?
イメージ的には、「病気になる以前の状態に戻ること」と考えていらっしゃる方が多いように感じられます。
病気の種類にもよると思いますが、
特にパーキンソン病などの難病指定されている疾患や脳卒中の後遺症のような脳神経の病気は発症する以前の状態に戻る事は厳しいと言われています。
私達が考える「治る」という事は、
「今の症状が軽減されて生活が少しでも楽になる事」と考えています。
言い方を変えると
「生活の質を改善する」
という事です。
それは「治るとは言わない」と考える方もいらっしゃると思います。
そうかも知れません。
しかし、そもそも人はいつか死にます。
いつまでも若くて健康なままでいられることは理想ですが、
建物や自動車などと同様に年数がたてば劣化して修理等の手を入れなければ傷んでしまい使えなくなってしまいます。
逆に言えば、手を入れれば長く使えます。
人の身体と心も、ケアしてあげる事が大切になります。
ケアして、生活の中の辛さが軽減して、その人がその人らしく生きて行くことができれば
良いのではないか?
それも「治る」という一つの意味だと思います。