YNSA®(山元式新頭鍼療法)のポイント「小脳」について
YNSA®(山元式新頭鍼療法)のポイントに「小脳」があります。
診断点は力こぶの筋肉のやや内側です。
鍼を刺す場所は、額の髪際から少し入ったところで、左右にあります。
実際の小脳は、頭のいわゆる後頭部の奥にあり、こぶし1個ほどの大きさです。
小脳は脳幹と連結されており、他の大脳などの部分と連絡をとりあっています。
小脳の役目は手足や全身からの感覚情報を統合して、
無意識下に行われる運動を円滑化させる司令塔です。
そのため、運動の調節・身体の平衡(バランス)姿勢の保持・運動の記憶と学習など、
運動機能に重要な働きをしています。
脳梗塞後遺症・脳出血後遺症・パーキンソン病には、
運動機能障害・感覚障害・自律神経障害などの症状があります。
YNSA®(山元式新頭鍼療法)の鍼施術では、腕と首の診断点の左右差をみて
頭皮のツボに鍼をしていきます。
座ったまま施術が出来るので服を着替える必要はありません。
頭皮に鍼をしたまま30分程おきます。
その間に手足に鍼・お灸・運動法などを行います。
参考図書:生理学第2版、社団法人東洋療法学校協会:イラスト解剖学第10版、松村中外医学社