寒暖差と自律神経の働き
寒暖差が大きい季節の変わり目に体調を崩す方は多いです。
原因の多くに自律神経の不調が関係していることが多いです。
自律神経は交感神経と副交感神経が挙げられます。
交感神経の働きは、主に身体を活動させることです。
副交感神経の主な働きは、食べたものを消化・吸収・排泄させることです。
寒いと、人は体温を維持し活動するために全身の筋肉を緊張させる交感神経が主になります。
温かくなると筋肉を緩まり身体はリラックスし、内臓を動かす副交感神経が優位になります。
寒暖差が激しいと交感神経と副交感神経の切り替えが難しくなるために、
活動したくても倦怠感が強く動けなくなったり、
胃腸の調子が悪くなるなどの症状が出てきます。
このような症状が重くなると、めまい、不眠、胃腸機能障害、精神的な落ち込みなどの症状がでてきます。
疲れを貯めないように睡眠時間の確保、バランスの良い食事、散歩などの適度な運動は重要です。
参考図書:生理学第3版、医歯薬出版株式会社、