コラム Information

寒暖差と自律神経の働き

寒暖差が大きい季節の変わり目に体調を崩す方は多いです。

 

原因の多くに自律神経の不調が関係していることが多いです。

 

自律神経は交感神経と副交感神経が挙げられます。

 

交感神経の働きは、主に身体を活動させることです。

 

副交感神経の主な働きは、食べたものを消化・吸収・排泄させることです。

 

寒いと、人は体温を維持し活動するために全身の筋肉を緊張させる交感神経が主になります。

 

温かくなると筋肉を緩まり身体はリラックスし、内臓を動かす副交感神経が優位になります。

 

寒暖差が激しいと交感神経と副交感神経の切り替えが難しくなるために、

 

活動したくても倦怠感が強く動けなくなったり、

 

胃腸の調子が悪くなるなどの症状が出てきます。

 

このような症状が重くなると、めまい、不眠、胃腸機能障害、精神的な落ち込みなどの症状がでてきます。

 

疲れを貯めないように睡眠時間の確保、バランスの良い食事、散歩などの適度な運動は重要です。

 

参考図書:生理学第3版、医歯薬出版株式会社、

 

 

 

嗅覚障害・味覚障害についてついて

最近では、味覚障害・嗅覚障害でお悩みの方が多いようです。

 

このような方は倦怠感・不眠などの自律神経の乱れによる症状や

 

気持が落ち込む等、メンタル面の症状も重なっているケースが多くみられます。

 

味覚・嗅覚の症状により

「味がしない。」

「砂を食べているみたい。」

「匂いを感じない。」

「食事がおいしくない。」

「食べる気がしない。」

「気持ちが落ち込む。」

 

など食べる量・質・栄養面、精神面などから食生活の低下につながります。

 

食生活が低下すると風邪をひきやすくなるなど免疫力の低下につながります。

 

YNSAⓇ(山元式新頭鍼療法)では、頭皮には脳を含めて全身に対応したツボがあると考えます。

 

嗅覚障害・味覚障害では特に味覚・嗅覚・自律神経・メンタル面などに関連した

 

頭皮のツボに鍼をすることによって症状の改善を図ります。

 

 

「脳が痛みに過敏になっている」可能性があります。

首・肩・腰の痛みの原因に、

 

脳が痛みに過敏になっている可能性があります。

 

 

痛みは腰や肩からの神経を伝わって最終的に脳に伝わります。

 

痛みが長期間続くと、

 

脳内での痛みを感じる神経の仕組みが変わってしまうが可能性があるからです。

 

 

脳内の痛みのコントロールには

 

「扁桃体」と「前頭前野」が関連しています。

 

扁桃体は不安・恐怖・怒りの感情と深く関わっています。

 

このような感情が続くと扁桃体が刺激され続けて興奮しやすくなります。

 

 

前頭前野は人間の意思・創造力・判断力・理性などの高度な働きをしいてます。

 

前頭前野の一部には、痛みを抑制する役割があり

 

扁桃体が興奮しすぎないようにセーブする働きがあります。

 

 

痛みがあっても前頭前野の働きで、ある程度の期間は扁桃体の興奮を抑えています。

 

しかし、長期間続くと前頭前野の働きが低下してしまい扁桃体が強く興奮してします。

 

このため痛みに脳が過敏に反応してしまうといわれています。

 

通常であれば「1」の痛みを「5」の痛み、場合によっては「10」の痛み

 

として何倍にも強く感じてしまうのです。

 

参考図書;慢性疼痛・脳神経疾患からの回復

 

YNSA山元式新頭鍼療法入門

 

監修:山元敏勝 著:加藤直哉

予約・お問い合わせ

施術予約や各種お問い合わせは
こちらで承っております。
まずはお気軽にお問い合わせください。

Page Top