歩く事は身体にも脳にも良い!!
御高齢でも元気な方をテレビやSNSで見ると
「ああなりたい。」「いつまでも元気でいたい!」
と誰でも思います。
元気なご高齢の方で、共通して言える事の一つに、
良く身体を動かしていることだと思います。
身体を動かす事が良いと言われる理由は少なくとも3つあります。
①筋肉から「マイオカイン」というホルモン分泌されることが分かっています。
②痛みを抑える機能が高まる事。
③記憶力の向上など、頭の働きが良くなる。
これらの働きをアップさせれば、健康寿命を延ばすことが期待できます。
①の「マイオカイン」は抗炎症作用があると言われているので病気の原因と言われる動脈硬化
のリスクを軽減させるので、心筋梗塞・脳出血・脳梗塞・クモ膜下出血や
内臓疾患のリスクを軽減させる事が期待できます。
②の痛みの軽減については「下降制抑制系」といって脳が痛みを抑える働きを高めること。
「痛み閾値の上昇」がおこり脳が痛みに過敏になることを防ぐ事。
事が分かってきています。
③については脳神経細胞の栄養であるBDNF(脳由来神経栄養因子)というタンパク質が作られることが分かっています。
BDNFは脳神経細胞・神経線維の栄養になると言われています。
このBDNFによって脳細胞の繋がりが良くなり
「記憶力の向上」など頭の働きが良くなる。
事が期待できます。
このように、散歩などの軽い運動はまさに
「百薬の長」ともいえます。
参考文献 慢性痛のサイエンス 著:半場道子 医学書院