コラム Information

歩く事は身体にも脳にも良い!!

御高齢でも元気な方をテレビやSNSで見ると

 

「ああなりたい。」「いつまでも元気でいたい!」

 

と誰でも思います。

 

 

 

元気なご高齢の方で、共通して言える事の一つに、

 

良く身体を動かしていることだと思います。

 

身体を動かす事が良いと言われる理由は少なくとも3つあります。

 

 

 

①筋肉から「マイオカイン」というホルモン分泌されることが分かっています。

 

②痛みを抑える機能が高まる事。

 

③記憶力の向上など、頭の働きが良くなる。

 

これらの働きをアップさせれば、健康寿命を延ばすことが期待できます。

 

 

 

①の「マイオカイン」は抗炎症作用があると言われているので病気の原因と言われる動脈硬化

 

のリスクを軽減させるので、心筋梗塞・脳出血・脳梗塞・クモ膜下出血や

 

内臓疾患のリスクを軽減させる事が期待できます。

 

 

②の痛みの軽減については「下降制抑制系」といって脳が痛みを抑える働きを高めること。

 

「痛み閾値の上昇」がおこり脳が痛みに過敏になることを防ぐ事。

 

事が分かってきています。

 

 

③については脳神経細胞の栄養であるBDNF(脳由来神経栄養因子)というタンパク質が作られることが分かっています。

 

BDNFは脳神経細胞・神経線維の栄養になると言われています。

 

このBDNFによって脳細胞の繋がりが良くなり

 

「記憶力の向上」など頭の働きが良くなる。

 

事が期待できます。

 

 

このように、散歩などの軽い運動はまさに

 

「百薬の長」ともいえます。

 

参考文献 慢性痛のサイエンス 著:半場道子 医学書院

感覚麻痺について※脳卒中後遺症の症状の一つです。

脳卒中後遺症の症状には様々なものがあります。

 

その中に、感覚麻痺があります。

 

・触られたことが、分からない。

 

・身体半身が痺れる・痛い。

 

・熱いもの、冷たいものに触っても温度が分からない。

 

・立った時に麻痺側の足に体重が乗っているのが分からず、不安定だ。

 

・手足は動いていても、自分の手足であると思えない、などです。

 

これらの感覚は体性感覚と言われるものです。

 

体性感覚は、

 

・皮膚・粘膜で感じる表在(皮膚)感覚の、触圧覚・温痛覚と

 

・筋・腱・関節などで感じる深部(固有)感覚に分けられます。

 

深部(固有)感覚は筋肉の緊張や関節の曲がり具合から、

 

手足の位置・動き・身体の姿勢を認識する感覚です。

 

 

特に深部感覚が障害を受けると、

 

・手足の関節の動きを眼で見ないと認識できない、

 

・動いているのは分かるけど、どこが動いているのか分からない。

 

・座った状態、立った状態のとき、バランスがとれない。

 

のような症状が見られます。

 

 

麻痺側に痙縮があって血流が悪くなり浮腫みがあると、

 

感覚を受け取るセンサーの働きが悪くなり、

 

手足の感覚が鈍くなる傾向があるようです。

 

 

★麻痺側の血流を促す。

 

★痙縮を取り除く

 

★自分の手足・身体の感覚を取り戻す

 

これらは脳卒中後遺症の方の重要なテーマと考えています。

 

 

参考図書:病気がみえる、脳・神経、第二版、医療情報科学研究所:イラスト解剖学第10版、中外医学社

 

 

 

 

 

 

 

 

不安になると不安になる記事ばかり探してしまう理由

病気になると不安になり、悪いことばかりが頭の中を占めてしまうことが多いです。

 

「今より悪くなったらどうしよう?」

 

「これから仕事・家のことをどうしよう?」

 

「自分はどうなってしまうんだろう?」

 

など不安にかられて情報をネットで検索します。

 

なぜか、ネガティブな情報ばかりが目についてしまい、ネガティブな情報を追いかけてしまう傾向があります。

 

人はどうして不安なニュース・情報ばかり集めて見てしまうのでしょうか?

 

私達の身体と心の働きは、何千年も前に洞窟に住んで狩猟生活をしていた時とほとんど変わりません。

 

洞窟の生活、狩猟生活を想像してみますと、

 

「今日の天気・明日の天気は?」

 

「天敵の狼、クマ、毒を持つ蛇はどこにいる?」

 

「食料になる木の実・魚はどれくらい摂れるだろうか?」

 

「今年の冬は寒いだろうか?越せるだろうか?」

 

不安・恐怖だらけです。

 

しかもその不安や恐怖は自分や家族の命の危機と結びついています。

 

なので、命に係わる不安・危険な情報はいち早くキャッチして記憶しておかなければなりません。

 

大昔からの人の行動と心の仕組みは変わっていないので、

 

危険・不安と結びついている不安な情報ほど聞きたがるのです。

 

こんな時は、ノルアドレナリンなどの交感神経を興奮させるホルモンが分泌されます。

 

ノルアドレナリンは「戦うか逃げるか!!」のホルモンと言われています。

 

「危険と戦うか?逃げるか?」の選択をせまります。

 

 

この不安な状況を乗り切る方法の一つが、

 

ノルアドレナリンの働きを抑制する

 

「オキシトシン」です。

 

 

オキシトシンは「絆ホルモン」「癒しホルモン」ともいわれており、

 

人と繋がりを感じると分泌されるホルモンでもあります。

 

人と会話したりするだけでも分泌されます。

 

犬や猫のペットと見つめあうだけでも人間にもペットにも分泌されます。

 

不安な時ほど、誰かに話してみるだけでも心が落ち着くものです。

 

オキシトシンには炎症を抑える作用もあるとも言われています。

 

また、オキシトシンの分泌が多い人は、心臓血管系の病気にかかるリスクが低いとも言われています。

 

不安な時は、まずは誰かと話してみると良いですね。

 

参考図書・ストレスフリー超大全・樺澤紫苑

 

 

 

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