「寒暖差疲労」はなぜ起こる?
温かい12月から一転して、寒さが厳しくなってきました。
寒暖差疲労と言う言葉を聞くようになってきました。
Q1、寒暖差疲労と何でしょうか?
A1、 人の身体は「7度以上の温度差」を何回も繰り返すとストレスを感じて「寒暖差疲労」に繋がるそうです。
22℃前後の部屋から10℃前後の外にでると、12℃程度の温度差になるわけです。
もともと人間には「恒常性」「ホメオスタシス」という働きがあり、
その中に体温を維持する働きがあります。
恒常性を維持しているのは主に自律神経の働きです。
寒さが厳しいと、体温を維持するために身体の中の糖質や脂質などのエネルギー源を使って
適切な体温を保とうとする働きがあります。
温度差を何度も繰り返すことによって、
自律神経が働きすぎて、寒暖差疲労が起こると考えられます。
温度差が大きいほど、期間が長いほど疲労度は増すと予想されます。
Q2、自分で出来る「寒暖差疲労」対策はありますか?
A2 ・身体を冷やす服装を避けること。
・質の良い睡眠をとること。
・バランスの良い食事を摂る事。
・ストレッチ、ウォーキングなどの軽めの運動を行うこと。
身体を冷やす服装は、首・足首が外気に触れる状態の服装です。
首・足首は、太い血管や神経が通っています。
首・足首を冷やす事は、この血管・神経を冷やすことになり身体を冷やすことに繋がります。
ネックウォーマー・マフラー・丈の長い靴下・レッグウォーマーなどで
防寒しましよう!!
参考文献:生理学第二版、医歯薬出版株式会社